【コラム】塗装の流れ

― 塗装の流れ ―
足場組みの必要性 】
外壁を塗る場合、水洗い→養生→下塗り→中塗り⇒上塗り⇒養生はがし等、一つの場所に対して何度も行き来しながら作業を行います。
グラついて揺れる足場だったり、高さが不十分で届かない足場では一つ一つの工程で丁寧な作業はできません。
足場は質のいい工事をする為の「基本」です。

【 足場の種類 】
1. 単管足場
単管という丸いパイプを2本抱き合わせて組み立てる足場です。
パイプ2本の上を足が乗るので作業中も意識して作業しないと、パイプとパイプの間に足を滑らせてしまう難点があります。今となっては作業しやすい足場とは言えなくなってしまいました。
2. 単管ブラケット足場
単管パイプにブラケットという金物をつけて足場枝を敷いてその上で作業する足場です。
単管パイプに足場枝を乗せるので、バランスがとれて作業しやすい特徴があります。
3. クサビ(ビケ)足場
ハンマーを使ってブランケットを差し込んで組み立てていく足場です。
単管ブラケット足場に比べて足を乗せる枝が幅広く、揺れも少なく足場の中では一番作業しやすいといえる足場です。
4. 屋根足場
勾配が急な屋根の時に架ける足場です。
よく外壁は塗装せず、屋根のみを塗装したいという事でその際の足場は必要なのか?と悩む方もいますが傾斜の勾配によります。

高圧洗浄
足場が組み終わったら、最大150キロ圧にもなる高圧洗浄機を使って家全体をくまなく洗浄。汚れが残っていると塗装が剥がれやすい仕上がりになってしまうので丁寧に汚れを落としていきます。

下地補修
長い月日が経過すると木部や鉄部、外壁に様々な傷みが見えてきます。
シーリング劣化やクラック(ひび割れ)等、家の寿命にもかかわる傷みを徹底的に補修することが一番重要です。
*3つの傷み
1.シーリング(コーキング)の劣化

2.クラック(ひび割れ)


3.チョーキング(白亜化)


塗装するサインです。

養生
塗装の下準備として養生テープやビニールを使用して、塗装しない部分をおおうことを養生といいます。車や植木などの汚してはいけない所も細心の注意を払いながら養生します。外壁周りだけでなく通路等も養生しておくことが大切です。

外壁塗装
メーカー規定で用意した高級塗料を一級塗装技能士が「下塗り」「中塗り」「上塗り」と厚く塗り重ねます。家の傷みの状況によっては、更に厚く塗り重ね剥がれにくい塗膜を施工していきます。

下塗り
塗料を塗装する前に必ず塗らなければならないのが、この下塗り塗料で接着剤の役割をして、塗料の密着性を高めます。
・外壁専用の下塗り塗料
・木部専用の下塗り塗料
・鉄部専用の下塗り塗料
と、それぞれの素材によって使い分けます。

中塗り
上塗り1回目、上塗り2回目というような呼び方の時は、この上塗り1回目が中塗りと呼ぶ事もあります。つまり、上塗り塗料を2回重ねて塗る時の1回目が中塗りになります。

上塗り(仕上げ塗装)
希望の色で仕上げます。ハケやローラーの跡ができるだけ残らないようにしながら丁寧に塗装していきます。
仕上げは外壁に模様をつける都合から吹きつけて塗装する場合もありますが、ほぼすべてに近い割合でローラーによる塗装になります。
・外壁専用の上塗り塗料
・木部専用の上塗り塗料
・鉄部専用の上塗り塗料
を、使い分けて塗装します。

養生はがし
丁寧に養生を剥がしていきます。養生についた塗料をつけてしまわないように注意しながらの作業です。

確認チェック
最終確認をしながらタッチアップ(足場跡など)していきます。

清掃
周辺を掃除しゴミを残さないようにします。不要な布を使って外壁に飛び散ってしまった汚れを落とし仕上げます。

足場解体

【 完成 】

 

お気軽にお問合せください!

 

Follow me!